【83】まつ

4代目理事長の中川藤一が上梓したもので、日本の百樹木についてのエツセイです。木偏(もくへん)のものを集めています。1986年12月12日に日本経済新聞の1面、春秋にとり上げられ大きな反響を得て、経営者自身の執筆出版の先駆けとなりました。写真はウッドリーム2階に展示してあります木偏百樹。

まつ

まつ


常緑高木。 高さ40m、直径2mにもなる。 本州、四国、九州に 生育する。広く分布している樹種はクロマツ(雄松)アカマツ(雌松)があり、黒松は海岸地帯に、赤松 は内陸部に育ちやすい。
共に陽樹で剪定に耐え、大木も移植可能、特に黒松は庭園、公園、並木、砂防地にも植えられ乾燥する土壌海岸砂地を好む。
赤松、黒松共に構造材として梁に良く使われ、水中における保存性が高いので杭、仮設用矢板等に多く使われる。また、樹脂分が多いのでフローリング、敷居 床板に賞用される。
葉は緑色二本が対になっていて松葉、落ちても二人連れと夫婦愛の標本み たいに言われ松竹梅と共に寒に耐えることから、歳寒の三友として祝事に使われる。
岩手県、群馬県、島根県、岡山県、山口県、福井県愛媛県、沖縄県はそれぞれ松を県木としている。
最近日本の黒松と中国の馬尾松を交配させ松クイ虫に 強い「和華松」を固定させた。