【22】かわやなぎ

4代目理事長の中川藤一が上梓したもので、日本の百樹木についてのエツセイです。木偏(もくへん)のものを集めています。1986年12月12日に日本経済新聞の1面、春秋にとり上げられ大きな反響を得て、経営者自身の執筆出版の先駆けとなりました。写真はウッドリーム2階に展示してあります木偏百樹。

かわやなぎ

かわやなぎ


落葉小高木。雌雄異株。北海道から九州まで日本全土に分布する。日当りの良い 小川の緑や山地の渓流に自生する。
早春の銀白色の花穂を 観賞用に栽培し、切花にする。葉を茶の代用にする。
高さ 3mくらいになり、新枝は灰色の軟毛が密に生え、のち無毛になる。早春、葉に先立って銀白色の大形の尾花花序を上向きにつける。これをネコといい「ネコヤナギ」はこれから呼ばれた。
柳と異なり枝の下垂しないやなぎを言う。
中国でこの楊の芽をふく頃は道行く人も衣替りし晴ればれとなる。
子供の頃、ネコヤナギの銀白色の大形の花をとって綿の中に入れておけば猫が生まれると言われ、ほんとうに生まれるものと思い込み、お菓子の入っていた 木の箱に布を敷いて綿の中に包んで入れておいて日が経っ てそっと見てみると黄色い長い花がたくさん出ているので驚いた事があった。
繁殖にはさし木が良い。