協同組合では、2月の連休を利用して2年ぶりの職員旅行を計画していた。

 2月とはいえ、そろそろ春の足音も聞こえそうな時期だからと、行先を滋賀県
 長浜方面として計画し準備を進めていた矢先

 大寒波の第二波が日本列島に襲来し長浜方面も大雪とのニュースに

 当初はバスでの移動を考えていたが、
 
 名神が通行禁止になったら?
 2日前の段階で、急に公共機関に変更するか?
 いや、そもそも公共機関も動くかどうか?
 催行取りやめるか・・・。

 様々な意見がある中で
 
 「トラベル」の言葉の語源は「トラブル」なんだから、少々のトラブルは逆に
 思い出に残るよと
 それよりも、手配した施設に迷惑かからないよう、最善の方法を考えてはどうか?

 との暖かく力強いアドバイスを参加していただく役員からいただき

 急遽、バス移動から公共機関に移動方法を変更して、22日土曜日、職員旅行を
 決行した。

 二日目の長浜は大雪で全ての予定を取りやめて、全員、早めに大阪に戻りはしたが
 それでも、初日は、雪景色と美味しい食事とお酒に楽しい時間を過ごすことができた。

 そもそもトラベルの語源がトラブルって?

 旅行好きな筆者からすると、「トラベル」といえば、非日常の空間の体験にワク
 ワクした気持ちになるものではないの?と思いつつ、その語源を調べてみると、

 「トラベル(Travel)」の言葉の語源は、ラテン語で「労苦を伴う努め」という意味
 を表す「トラベイル(travail)」だとか、フランス語で「苦労、困難、努力」を指す
 「Travail)」と関係がある等、様々な諸説があった。

 確かに、昔のトラベルは現在とは意味合いも違うし旅をする環境も整っていなかった
 から「苦」が伴っていたのだろう。

 けれど、よく考えると現代に置き換えても大いにあり得ることで。

 「旅」は無事に戻ってきてこそ楽しいもので、その道中では能天気に構えないで「苦」
 は常につきまとうものなのだと認識しながら、恐れすぎず、過信せず、油断しないこ
 とが肝要なのだと

 語源から教えられた気がする。
 
 ともあれ、2年ぶりの旅行は寒波に見舞われ、さんざんではあったが、ひとまず何事
 もなく無事に帰ってこれたことを幹事として安堵している。
 そして思い出の一つとして皆の心に残ることを祈念し、2月の旅行は天候に左右され
 ることを、次の幹事への引継ぎ事項としてバトンを渡すこととしよう。




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