2024年10月11日(金)

 ノーベル平和賞は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与され
 ることが発表された。

 ノーベル委員会が発表した授賞理由を抜粋すると、

「ヒバクシャ」として知られる、広島と長崎の原子力爆弾の生存者たちによる
 草の根運動は、核兵器のない世界の実現に尽力し、核兵器が二度と使われて
 はならないことを証言を通じて示してきたこと

 ヒバクシャの方々の、筆舌に尽くしがたい経験談から想像を絶する痛みや苦
 しみが伝わり、

 このことが、一つの心強い事実として、80年近くの間、核兵器は存在してい
 るが、実際には戦争で使用されていない・・・と発表された。

 彼らの地道な運動は大きな抑止力となったと評価されたのだ。

 
 現代

 世界各地で戦争や紛争は続き、多数の人々の命が失われている。

 何故なのだろう

 人々は争うのか。

 様々な事情があることは重々承知ではあるが、あえて問いたい。

 大切な人を守りたくはないのですか?

 生まれ育った街並みが瓦礫になってもいいのですか?

 最期に見たい景色は?


 この時代だからこそ

 唯一の被爆国として、ノーベル平和賞が授与された今

 戦争で何も得るものはないことを
 新しい内閣には
 もちろん、内政も大切だけれど、うわべだけではなく本気で世界に訴える役目
 を担ってほしい。

 彼らの貴重な肉声を聞ける時間には限りがあるのだから。




大阪木材工場団地協同組合にもどる