今月のコラムでは組合会館について少し触れさせていただきたい。
お付き合いをいただければ・・・
現在の組合会館は1984年の林野庁の木材利用促進体制整備事業の一環として
全国の消費地に「木材利用普及研修センター」の設置を決めたことを受け
当時の木材団地の役員の方々の「ぜひ木材団地に木材産業のシンボル施設を
建設したい」という熱意から誘致された建築物である。
建物自身に木の良さを十分に表現する建築をコンセプトに公開設計コンペを
実施し、多くの応募の中から新田正樹建築事務所の作品が選ばれた。
建物には様々な樹種の木材が使われ、施設全体が木材利用の見本となる構造
で、1985年3月に独特の三角屋根の施設、通称「ウッドリーム大阪」が開所した。
それから時を経て、2000年に旧組合会館の老朽化に伴いこの施設を三階建ての
大型木造施設として改築し、現在の組合会館が再スタートすることとなった。
今も組合会館を訪れるお客様には「木の香り」がすると言っていただき(職員
はもう感じませんが・・・)
と、なぜ今組合会館の説明をするのかというと
開設当初から初めて組合会館のトイレのリニューアル工事を3月に予定してい
るからで。
ひとまず、きれいにはしているつもりだった。
しかしながら、最近ではパブリック的なトイレとしても周辺に認知されはじめ
それも、どうかなぁとは感じつつも仕方ないのかと何も手だても講じずにいた。
それは違うよと
もっと問題意識を持たなければと
役員の方々の声を受け、そこまで深く会館のトイレについて考えたことが
なかったことに反省し。
その後、関係者以外のご利用をお断りする張り紙などで対策したり、リニュー
アルにあたり、周辺の商業施設等のトイレや備品などを見学したりして、今
さらではあるが、トイレと向き合ってみた。
結構、考えることはあった・・・。
これからは今まで、当たり前のように毎日利用してきたこの施設に感謝して
もっと目を向けて、大切に次の世代に繋げていこう。
トイレ工事にあたり感じたことをここに記す。
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