近頃、「論破」というキーワードをよく耳にする。
論破とは「議論をして相手の説を破ること」とあるが。
「はい、論破」というフレーズがSNSやインターネット掲示板から広がり、子供達
の間を中心に流行してきたそうで、親から注意を受けると「はい論破」と口答え
をする小学生が増えているのだとか。
自分の家族、はたまた会社の同僚や部下から「はい論破」なんて言われたら、なん
と答えるのだろう。
そもそも「論破」とは、相手の話を聞く力、自分の考えを伝える力があってこそ
成立するもので、相手の意見をやみくもに言い負かしても、相手が納得していない
のであれば、何の意味もないもの。
ただ、そういう言葉が巷で流行しているのであれば
それはそれ。
きちんと受け止めて、だったらどうそれに返すのか
グローバルな時代に、母国語が英語だったらよかったのにと思う人も多いとは思う。
筆者もその一人ではあるが・・・。
けれど、その反面で「日本語」にしかない「美しさ」「表現力の豊かさ」
そして相手の気持ちを尊重し調和を重んじる文化を反映している言語を、母国語と
して、使い分けることができるのだから
存分に駆使して、論破を振りかざしてきた相手に美しい日本語で真っ向勝負したい
ものである。
そんなコミュニケーションをとれるのも、良いことですよね。
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