先日、所用で堺市にある「利晶の杜」を訪れた時の事。

子供の頃、よく家族と訪れていたお蕎麦屋さんが近くにあったことを思い出し周辺を散策することに。

当時の記憶はというと

古い工場の中にあるお店
湯気の立ち込めた店内
大きな畳の部屋
独特な柔らかいお蕎麦・・・で、それしかメニューがない

子どもながらに、なんで流行ってるんやろ??って謎だった(笑)

当時の建物らしき場所を発見したが、半分壊しているようで、
そうか、もう閉店しているのか・・・と思いきや

隣にいい感じの設えのお店をみつけ、まさか?とのぞいてみると

懐かしい、お蕎麦屋さんの屋号だった!!

その日は食事を済ませた後だったため、後日、そのお店を知っている友人と訪れることにした。

湯気は立ち込めてはいないきれいな店内に、少し戸惑いつつ注文する。

「そう!これこれ」 思わずでた言葉。
  
変わらない味
変わらない食感に

当時の父母、子供だった自分の姿が走馬灯のように蘇り、なんとも言えないセンチメンタルな気分になる。
 
  
きっと、皆様にもそんな記憶に残るお店があると拝察します。

そして、こんな記憶があることが、とても大切なことなんだろうなぁとしみじみ思う。

さて、次は誰と来ようか
新たな記憶を紡いでいこう。


・・・・で、

その店は、いまも相変わらず、せいろ蕎麦だけで流行っているということは言うまでもない。



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