そういえば、新型コロナ感染症が日本に広がり始めた2020年4月
得体のしれない感染症に、世界中が混乱し始めた時

当時の安倍政権は、マスクもしかりだけど、国民全員にコロナ給付金として
10万円を支給した。
 
様々な給付金の制度はあっても、常に対象外だった筆者もこの給付金の恩恵に預
かった。
 
・・・けど、何に使ったのか? 結局、貯金してしまったのか

申し訳ないけれど、記憶がない・・・せっかくの支援金だったのにもかかわらず。

先日、テレビでこの10万円の支援金を資本金にして、出版社を起業した方の特集を
拝見した。

オフィスは、高松市が小学校跡地に設けた施設の一室で月額4,000円
運転資金は公益財団法人や日本制作金融公庫から融資を受けてスタートした。

そして、出版された作品が話題となる。

「愛されるよりも愛したい 令和言葉 奈良弁で約した万葉集」

「愛されるよりも愛したい」のくだりは、奈良出身の人気アイドルグループの歌の
歌詞の一部をとったらしい・・・笑える。

そして、内容はというと、

一部を抜粋する。

巻四 527番歌

「来むと言ふも 来ぬ時あるを 来じと言ふも 来むとは待たじ 来じと言ふものを」

プロポーズしてくれそうになったけど、やっぱりしてくれない、やきもきしている女
の人の歌だそうで

これを、奈良弁で訳すと

「くんのかい? こんのかい? こんの? くんの? いや こんのかい?」

なんやろ。すごく気持ちが伝わってくる。
 
・・・・で、結果

「ふざけて書いた本なので、こんなん誰が買うねん」と初版は500部で、結婚式の引き
出物に50冊を配り、残りは通販サイトに出品したのが、SNS等で話題となり、9万部に迫
る大ヒットをよび、今では刷っても刷っても間に合わないとのこと。

チャンスはどこにでもあることを若い人に伝えたいと、そして、「国が10万円を支給し
たのは、何年か後に10万円のお返しがあると考えたからだろうから、それに応えたいと
の想いは、何倍ものお返しに繋がった。

目標は1億円を納税することなのだとか・・・(笑)

遊び心からはじまったストーリーはこれからも続く。

まだまだ、この国にはチャンスがあるね!

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