今月は、なんといっても「WBC」
侍ジャパンの選手たちの一挙手一投足すべてが心に残る大会だった。
台本のないドラマチックな劇的な優勝は、大谷選手をはじめとした超一流の
選手たちの懸命でひたむきな野球への愛情と「勝ちたい」という強い想いの
賜物で、全てに感動した。
中でも心に深く残ったのは、ダルビッシュ有選手の存在。
合宿初日から合流し、グラウンド内外で投手だけでなく野手とも積極的にコ
ミュニケーションをとり、若い選手たちにも垣根なく声掛けをしてチームづ
くりに尽力し、チーム全体の精神的支柱となっていた。
試合中も、メジャーリーガー達の情報を選手たちに細かく伝授していたそうで。
それは、監督やコーチから求められたのではなく、自らの判断で、チームのた
めに最善を尽くすために行動したのだろう。
本来なら自分自身の身体と向き合って開幕に向けて調整しなければいけない時
期に、どれだけの覚悟をもってこの大会に臨んだのだろう。
メジャーに行くまでの彼のイメージは、ストイックに自分自身と向き合って他
人の事は我関せずの人だと勝手に思っていたが。
何がそうさせたのか・・・
もちろんメジャーの荒波で生き抜いてきた経験もあるだろう。
でも何より、22歳で出場したWBCで、当時、チームに献身的な働きをしたイチ
ロー選手をはじめとした諸先輩方との貴重な時間と経験が彼を突き動かしたので
はないだろうか。
今回のWBCで彼との時間を過ごした若い選手達にとって、もちろん優勝した
ことや大リーガーと対峙したことも大きな経験に違いないが、彼と過ごした1か
月は何よりかけがえのない財産になったはずだ。
そして必ずやこの経験は継承されるだろう。
これこそが、日本の強味。次の大会も楽しみでしかない!
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優勝を決めた時、彼は、楽しく野球をしているっていうところをファンの方々に
見てもらえて良かったと話した。
ほんと、みんな子供みたいに笑って、吠えて、懸命にプレーして、何よりとても
楽しそうで、見ているだけで笑顔になれた。
ダルビッシュ有選手へ
あなたの想いは、きっとこの国の野球小僧たちにも、野球をしない人にも届きま
したよ。
このひと月、ほんま楽しかったぁ~ ドキドキとワクワクと感動をありがとう。
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