ある夜

たまたま付けたテレビで、芸能人がおすすめの出汁を紹介していた。

その商品が気になり、注文してみようかとホームページを検索すると 

言わずともではあるが、注文殺到のため商品の手配の見通しが立たないとの事。

手に入れることはできないのは止む無しとして、どんな商品なのか引き続きホーム
ページを読んでみることにした。

そこで目に留まったのが、仕込み水。

雪解け水が地下に浸透し、ろ過されて地下水となった、いわゆる天然のミネラルウ
オーターを使用とのこと。

「自然の水」が味を支えているのだ。

水道の蛇口をひねれば飲み水はでてくるし、天然資源の水は絶妙な味を醸し出し
日本は「水」に恵まれたいい国だなぁと、「水 日本」でググってみると・・・

実際のところはそうでもないらしい。

日本は、飲料水は豊かであっても、生活用水や工業用水など、人間生活を支える生産
活動全般に不可欠な資源である水は、他国から「仮想水」として大量に輸入している
とのことで・・・。

そう言われてみればそうだ。

水くらいは自前で賄っているものだと思い込んでいたけれど、食料自給率が低い日本に
とっては、食料を得るために他国の水資源を利用しているということなのだ。

考えたこともなかった・・・。

昨今の気候変動により、集中豪雨や洪水や渇水など「水」に関わる災害が世界的に深刻
化している中
 
現段階では、実感が沸かないかもしれないけれど

日々、自分が食べているものが、どのように育てられ、どこからやってきて、その生産
にどれほどの水が必要であるか、世界の水が、自分たちの生活を支えていることを学び
考える必要がある。

2023年3月 国連本部で46年ぶりに「国連水会議」が開催され各国が今後の水問題につい
て議論する。
 
日本は、その時、どんな立場で議論するのだろう。

と揶揄する前に、まずは、自分が今できることをやろうと思いなおす。

水を大切に使う! 食べ物を粗末にしない!

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