最近、よく耳にする「サスティナビリティ」という言葉。

SDGs(持続可能な開発目標)が2015年の国連サミットで採択され、サスティナビリティ
という概念が、一気に世界に広まりはじめた。

サスティナビリティ(英語:sustainability)とは、『持続可能性』や『持続できること』
を意味する言葉で、また「持続できる」ことの対象となるのは、人や社会、そして地球の
全体を指している。

これを考える上で重要とされるのが

・環境保護
・社会的公平性
・経済の可能性

とされている。

実は、100年以上前からこの考え方とビジネスを結び付けていた人がわが国にはいた。

今、放送中の大河ドラマ「晴天を衝け」の主人公である渋沢栄一氏
ご承知の通り、日本資本主義の父と称され、我が国の経済発展に大きく貢献したその人である。

渋沢氏の残した「論語と算盤」では、この異なる2つの言葉を結び付け、持続可能な社会を
目指していたことが記されている。

時は、大正デモクラシーの中、立身出世や金儲けが注目された時代に「論語か算盤」
ではなく「論語と算盤」を提唱した。
 
「と」は英語で表現するなら「and」 「か」は「or」

感染症に翻弄される現代。
「健康か経済か」と分断をして対策を講じても持続はできなかった。

今の時代 渋沢氏の目にはどう映るのだろう。

世界的なパンデミックを乗り越え、新たな時代を生きるため、分断ではなく「共に」
生き抜くため、対局にあっても融和し協調させるために、彼の唱えた「と」の力を
結集すべきなのだ。

「と」と「か」

一文字で大きく意味が変わる事を渋沢氏の言葉で気づかされた。
 

・・・で、今、自分にできる事を考えてみる。
 
意識しすぎず、自分に負担をかけず、サスティナビリティな生き方って何ができる?
 
まずは、季節の変わり目に、去年の今頃、何を着てたっけと着るものがないと悩む前
に、クロゼットの整理からはじめようか。


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