テレビ番組に出演したことがきっかけとなり、プロレスラーの木村花さんが
SNSの誹謗中傷により、自らの命をたって一年が過ぎた。

残されたご家族の、「自分にできる限りのことをしなければ」という強い想いで、
同じような被害を防ごうと活動をされている姿に、消えることのない
大きな悲しみと、娘への深い愛情を感じる。

残念ながらSNSを介しての誹謗中傷は後を絶たない。 

言葉は、盾にも鎧にもなるかわりに、鋭い武器にもなり、人の命さえも奪ってしまう。

その選択に、ほんの少し相手を思う気持ちを加えるだけで、家族や友人等の対人関係も多いに変わる。
 
と、わかっていても難しいけれど。
 
SNSなど、予想もできなかったアナログの時代。
 
自分の言葉を人に伝える手段は、直接伝えるか電話か手紙しかなかった。

だからこそ、うまく自分の気持ちを伝えるために四苦八苦した思い出がある分、
言葉の重みを感じながら生きてきたつもり。
 
世の中の仕組みが変わろうとしている今こそ、地球上で人類だけがコミュニケーションの
手段として使う「言葉」を、安易に武器にすることを止めなければ、
人は絶滅してしまうのではないか。

 
「人を傷つける言葉を発しても、何も良いことは起きない。」


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幸運にも、仕事上で様々な文書を発信する機会があり、その都度、一字一句、
使い方を教えていただく機会がある。

・・・・に
・・・・を 等々

助詞や接続語の使い方ひとつでもニュアンスが変わるのだ。
今さらだけど、まだまだ知らないことはたくさんあるけれど。

  
学んだ事を伝えながら、丁寧に大切に言葉を紡いで、ここから発信していきたい。


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