レポート

~まさかの時の「いのち」をまもる~

2011年3月11日午後に発生した東日本大震災は、複数の地域が同時被災した超広域災害であり、この未曾有の災害は国としても初めてであり、直後の応急対応から長期的な復興まで様々な課題がおこり、それは今もまだ続いています。

協同組合内の教育・情報委員会では、震災から1年半経過した2012年11月に、甚大な被害があった宮城県南三陸町を訪問し、その時何が起こっていたのか、メディア等で公表されていない真実をはじめ、状況を実際に視察し、復興に向けて今何が求められているのかを考え、また、災害に直面した時「どう生き抜くか」生きるための危機管理や仕組みづくりを、防災士 山口泰信氏と共に検討する“災害を本気で考える”研修会を実施しました。

研修会では、当時の防災庁舎等の町内視察をはじめ、避難所として開放されていたホテル観洋の女将からの当時の状況や現状などの貴重なお話や、また、実際に被災された株式会社阿部長商店の室長にお越しいただき、行政による復興が思うように進まない中で、企業を存続させるだけでも途方もない問題を抱えたにも関わらず、前向きに新商品の発売に取り組まれた経緯等を伺い、苦難から立ち止まらず前を向いて歩まれている力強さに逆に勇気を頂きました。そして、「まさかの事態」への備えを本気で考えなければいけないという思いを強めることができた研修会となりました。


被災地視察研修会研修レポートpdf

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